名古屋市西区で空き家が特定空き家に指定される?対象や解除の対処法も紹介


「特定空き家」と指定されると、さまざまな行政指導や経済的なリスクが発生することをご存じでしょうか?

特に名古屋市西区に所有する空き家がこの対象になるのを防ぐには、適切な管理や対処が不可欠です。この記事では、特定空き家の定義や指定基準、指定された場合の影響、さらに未然に防ぐための具体的な管理方法と、万が一指定されてしまった場合の対応・解除手続きについて丁寧に解説します。大切な資産を守るため、正しい知識と対策を身につけましょう。

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特定空き家とは?その定義と指定基準

近年、空き家の増加が社会問題となっています。特に、適切な管理が行われず、周囲に悪影響を及ぼす可能性のある空き家は「特定空き家」として指定されます。では、特定空き家とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

特定空き家は、2015年に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき、以下のいずれかの状態に該当する空き家を指します。

  • ・倒壊など著しく保安上危険となるおそれがある状態
  • ・著しく衛生上有害となるおそれがある状態
  • ・適切な管理が行われず、著しく景観を損なっている状態
  • ・その他、周辺の生活環境の保全上放置することが不適切である状態

これらの基準に該当する空き家は、行政から特定空き家として指定され、所有者に対して改善指導や勧告が行われます。

名古屋市西区における空き家の状況を見てみましょう。2018年のデータによると、西区の空き家率は15.1%で、市内16区中2番目に高い数値となっています。これは、適切な管理が行われていない空き家が多いことを示しており、特定空き家として指定されるリスクが高まっていることを意味します。

以下に、名古屋市内の各区の空き家率を示します。

区名 空き家率(%)
瑞穂区 15.7
西区 15.1
中村区 14.2
名東区 14.1
昭和区 14.0

このように、特定空き家の指定基準は明確に定められており、名古屋市西区では空き家率が高いことから、特定空き家として指定される可能性が高まっています。空き家を所有している方は、適切な管理を行い、特定空き家に指定されないよう注意が必要です。

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特定空き家に指定されるとどうなる?その影響とリスク

空き家を放置していると、自治体から「特定空き家」に指定される可能性があります。では、特定空き家に指定されると具体的にどのような影響やリスクが生じるのでしょうか。

まず、特定空き家に指定されると、固定資産税の優遇措置が解除され、税額が大幅に増加します。通常、住宅が建っている土地には「住宅用地の特例」が適用され、固定資産税が最大で6分の1に軽減されています。しかし、特定空き家に指定されるとこの特例が適用されなくなり、固定資産税が最大で6倍に跳ね上がる可能性があります。

次に、行政からの指導や勧告、命令、さらには行政代執行といった措置が段階的に行われます。具体的な流れは以下の通りです。

段階 内容 影響
助言・指導 空き家の適切な管理についての助言や指導が行われます。 法的拘束力はありませんが、無視すると状況が悪化します。
勧告 助言や指導に従わない場合、法的拘束力のある勧告が行われます。 固定資産税の優遇措置が解除され、税額が増加します。
命令 勧告にも従わない場合、命令が下されます。 命令に従わないと、50万円以下の罰金が科される可能性があります。
行政代執行 命令にも従わない場合、自治体が強制的に建物の解体などを行います。 解体費用は所有者に請求され、支払わない場合は財産が差し押さえられることもあります。

さらに、特定空き家に指定されると、近隣住民や地域社会への悪影響も懸念されます。例えば、害虫や害獣の発生、不審者の侵入、放火のリスク増加などが挙げられます。これらの問題が発生すると、所有者は損害賠償責任を問われる可能性もあります。

このように、特定空き家に指定されると、経済的な負担だけでなく、法的なリスクや地域社会とのトラブルも生じる可能性があります。空き家を所有している方は、適切な管理や活用方法を検討し、特定空き家に指定されないよう注意が必要です。


特定空き家に指定されないための予防策と管理方法

特定空き家に指定されると、固定資産税の増加や行政からの指導・勧告など、さまざまなリスクが生じます。これを防ぐためには、日頃から適切な管理と予防策を講じることが重要です。

まず、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。建物の老朽化や破損を早期に発見し、修繕することで、劣化を防ぎます。具体的には、屋根や外壁のひび割れ、雨漏り、害虫の侵入などをチェックし、必要に応じて専門業者に依頼することが望ましいです。

次に、名古屋市西区では、空き家の適正管理に関する条例やガイドラインが定められています。これらの規定に従い、適切な管理を行うことが求められます。例えば、敷地内の雑草や樹木の繁茂を防ぐための定期的な草刈りや剪定、建物の外観を清潔に保つことなどが挙げられます。

さらに、空き家を有効活用する方法として、リノベーションや賃貸・売却があります。リノベーションにより、建物の価値を高め、賃貸や売却の可能性を広げることができます。また、賃貸や売却を検討する際には、地域の不動産市場の動向を把握し、適切な価格設定や契約条件を整えることが重要です。

以下に、特定空き家に指定されないための主な対策をまとめました。

対策 具体的な内容 効果
定期的な点検・メンテナンス 屋根や外壁のひび割れ、雨漏り、害虫の侵入などをチェックし、必要に応じて修繕を行う。 建物の劣化を防ぎ、安全性を維持する。
条例やガイドラインの遵守 敷地内の雑草や樹木の管理、建物の外観の清潔さを保つなど、地域の規定に従った管理を行う。 行政からの指導や勧告を受けるリスクを低減する。
空き家の活用 リノベーションを行い、賃貸や売却を検討する。 建物の価値を高め、収益化や資産の有効活用を図る。

これらの対策を講じることで、特定空き家に指定されるリスクを大幅に減少させることができます。空き家の適切な管理と活用を通じて、地域社会への貢献と資産価値の維持・向上を目指しましょう。

特定空き家に指定された場合の対応策と解除方法

特定空き家に指定されると、所有者にはさまざまな責任と対応が求められます。ここでは、行政からの指導や勧告を受けた際の具体的な対応手順、指定解除の条件と手続き、そして名古屋市西区で利用可能な補助金や支援制度について詳しく解説します。

行政からの指導や勧告を受けた際の具体的な対応手順

特定空き家に指定されると、行政から以下のような段階的な措置が取られます。

  • 指導:空き家の状態改善を求める通知が所有者に送付されます。
  • 勧告:指導に従わない場合、勧告が行われ、固定資産税の住宅用地特例が解除される可能性があります。
  • 命令:勧告にも従わない場合、命令が発出され、命令内容が公示されます。
  • 行政代執行:命令に従わない場合、行政が代わりに措置を行い、その費用は所有者に請求されます。

各段階で迅速に対応することが、さらなる措置を避ける鍵となります。

特定空き家の指定を解除するための条件や必要な手続き

特定空き家の指定を解除するためには、以下の条件を満たす必要があります:

  • 状態の改善:建物の安全性や衛生状態を改善し、周囲への危険や迷惑を解消すること。
  • 行政の確認:改善後、行政による現地確認を受け、特定空き家の要件を満たさなくなったと判断されること。

具体的な手続きとしては、改善計画を作成し、行政と相談しながら進めることが重要です。

名古屋市西区で利用可能な補助金や支援制度

名古屋市では、空き家の除却や活用を支援するための補助金制度を設けています。以下に主な制度を紹介します:

制度名 内容 補助額
老朽危険空家等除却費補助金 老朽化し危険な空き家の除却費用を補助。 最大80万円(危険度により異なる)
空き家活用支援事業費補助金 空き家を地域活性化のために活用する際の改修費用を補助。 改修費の2/3、上限100万円

これらの制度を活用することで、経済的負担を軽減し、空き家の適切な管理や活用が可能となります。詳細や申請方法については、名古屋市の公式ウェブサイトをご確認ください。([city.nagoya.jp](//www.city.nagoya.jp/jutakutoshi/page/0000150998.?utm_source=openai), [n-vnpo.city.nagoya.jp](//www.n-vnpo.city.nagoya.jp/staffinfo/subsidy/115/?utm_source=openai))

特定空き家に指定された場合、迅速かつ適切な対応が求められます。行政からの指導や勧告に真摯に対応し、必要に応じて補助金や支援制度を活用することで、問題の早期解決を目指しましょう。

まとめ

特定空き家は放置すると多くのリスクやトラブルにつながり、名古屋市西区でもその対策が重要視されています。固定資産税の増加や行政指導、近隣トラブルのリスクを避けるには、早めの点検や適切な管理が欠かせません。条例やガイドラインにも目を通し、自分に合った活用方法や補助制度を積極的に活用しましょう。いざという時の対応や解除方法も知っておけば、不安を大きく減らせます。まずは自分の空き家の現状を見直してみることが大切です。

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この記事の執筆者

このブログの担当者 
天野 勝浩

◇名古屋市西区在住 業界歴13年
◇保有資格:宅地建物取引士・相続診断士・空き家マイスター・不動産キャリアパーソン

空き家の処分や相続案件を多くご相談いただいている

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天野勝浩

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