2024年秋 最新版住宅ローン基準金利について



2024年3月、日銀はついにマイナス金利政策を解除し、17年ぶりの利上げを断行というニュースが出ました。


さらに、7月に0.25%の追加利上げを決定。

そしてついに10月1日から、大手銀行5行が軒並み住宅ローン変動金利の基準金利を0.15%引き上げました。

今回はこの影響について心配している方もいるかと思いますので説明していきます。

とは言っても、『活字って読むのも大変・・・説明して!』という方は、

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|2024年秋 最新版住宅ローン基準金利について                                  

1.住宅ローンの変動金利が上昇!その影響と背景は?

2.すでに変動金利で住宅ローンを借りている人への影響とは?

3.変動金利と固定金利、どちらが有利?

4.変動金利で住宅ローンを借りている人の今後の対策とは?

5.住宅ローンの繰り上げ返済はする?しない?!

6.これから住宅ローンを借りる予定の人ができる対策は?



1.住宅ローンの変動金利が上昇!その影響と背景は?                                                                                                                                 
10月1日、大手銀行5行は住宅ローン変動金利の※基準金利を0.15%引き上げました。

(※住宅ローンの基準金利とは、金融機関が住宅ローン商品を設定する際に基準とする金利のことです。いわば、住宅ローンの「定価」のようなものです。)

回の住宅ローン利上げの背景には、7月に日銀が※政策金利の追加利上げを行ったことがあります。
(※日本銀行が、金融政策の目標を達成するために設定する金利のことです。)

それにより、銀行が日銀から資金を調達する際のコストが上がったため、コスト上昇分を住宅居ローン金利に転嫁する形で利上げが行われたのです。



2.すでに変動金利で住宅ローンを借りている人への影響とは?                                                                            
例えば元本が3,500万円、2024年9月末までの適用金利が0.5%の方だと、2024年10月1日からの適用金利は0.15%上がっているので0.65%となります。

これにより月々の返済額は2,300円ほど増加する計算になります。

月単位で見ればそれほど大きな額ではありませんが、年間では約28,000円!!

35年間では約97万円の負担増!!!

住宅ローンは長期高額の借り入れなので、0.15%の金利上昇でも最終の返済額に大きな差が出てくるのです。

ですが、ポイントはココから。


      • 変動金利でかつ、元利均等返済方式で借りている場合、金利が上がっても

      • 5年間は返済額が変わらない。(5年ルール)または6年目から上がったとしても、

      • 前回までの支払額の125%に抑えなければならないというルール
      • (125%ルール)があります。

      • ただ、これにより上昇した金利分が免除されるわけではありません。

      • 実際は、返済額に占める元本の割合を下げることで毎月の返済額が調整されているだけで、金利が上昇した分、総返済額は増えることになります。

      • それでも、毎月の返済額は抑えられるので、金利上昇に備える時間はあり
      • 今すぐに焦らなくてもいいということです。



3.変動金利と固定金利、どちらが有利?                      

さらなる利上げが続くのかが、心配どころだと思いますが【2%の物価安定目標】が実現可能になりつつあり、今後も緩やかな金利上昇が続くと考えられます。

ただし、アメリカ経済の先行きなどの不安要素もあるため、短期間で大幅な利上げが行われることは考えにくいと言われています。
しかし今後ゆっくりと金利が上昇し、2025年末、あるいは2026年のはじめに政策金利が1.0%程度になっていく可能性もありそうです。

ーーーーでは、変動金利と固定金利ではどちらがいいのでしょうか。

現状、変動金利と固定金利の差は1.4%程度。

仮に政策金利が1.0%に上がったとしても、固定金利より変動金利のほうが低いことは変わりません。

また、この見立てが大きく外れて政策金利が2.0%台まで上がったとしても、金利の上がり下がりは景気のサイクルと連動するため、それが35年間ずっと続くことはないでしょう。

もちろん不景気になれば金利も下がります。総合的に見ると、やはり変動金利が有利?!ではないでしょうか。



4.変動金利で住宅ローンを借りている人の今後の対策とは?                                

借り換え・・・新規獲得競争の激化を背景に、銀行は新規貸出金利を抑えています。

ですので、いま借りている住宅ローンより金利の安い住宅ローンがあれば、借り換えることで金利負担が抑えられます。

残っている元本が多いほど借り換えメリット額も大きくなるので、もし借り換えるならできるだけ早く行動を起こすと良いでしょう。

②資産運用・・・変動金利で住宅ローンを借りている人は、固定金利で借りているつもりで、固定と変動の金利差額を株式や不動産投資で運用してみるのもいいと思います

株式投資は中長期的には2.0%~3.0%のリターンが見込めるので、中長期の資産運用は将来の利上げへのリスクヘッジになりそうです。

ウエステートでも不動産投資物件などのご相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。


5.住宅ローンの繰り上げ返済はする?しない?!                                                                                

繰り上げ返済が効果的なのは、住宅ローン金利が資産運用の利回りを上回っている場合に限られます。

住宅ローン金利が3.0~4.0%台まで上がった場合は繰り上げ返済が効果的だと思います。

ですが、中長期の資産運用は2.0%~3.0%のリターンが見込める為、現状では繰り上げ返済をするよりも中長期の資産運用に資金を回したほうが有利と言えるでしょう。


6.これから住宅ローンを借りる予定の人ができる対策は?                            

 一番大事なのは、借りる前にいくつかのローンを比較検討することです。

長期高額の借り入れである住宅ローンは、わずか0.1%の金利の差でも返済額に大きな差が出てくるので少しでもよい条件の借入をしましょう。 

 ただ、単純に一番金利の低い銀行を選べばいいわけではありません。

民間金融機関の住宅ローンは、団信(団体信用生命保険)の契約とセットになっている為、審査が通る中から金利と団信の経済条件が最も有利な銀行を選ぶことが住宅ローン選びのポイントです!

 当然ですが、借りられる金額と、返せる金額は別ですので借りすぎに注意することも大切です。

一般的な住宅ローンの借り入れ額の目安は、年収の5倍・最大でも7倍と言われていますがあくまでも目安です。

日々の支出は家族構成等によっても変わってきますので、自分の家計で年収の5倍、あるいは7倍の住宅ローンを組んだときを考えて収支をチェックすることが大切です。

年収の7倍のローンを組んだら楽しみにしていた家族旅行もままならなくなるような場合は、下げたほうがいいかもしれません。

「年収の〇倍」といった数字だけに惑わされず、住宅購入の目的や自分たちが望む幸せなライフスタイルを明確にして、よく話し合って決めることが大切です。

またウエステートでは、購入する際のこのような相談も親身になって承っております!

ご自身だけで判断せず、銀行や私たち不動産屋にも意見をもらうことをおすすめいたします。

名古屋市・西区の不動産売却なら株式会社ウエステートにお任せください!


お気軽にご相談ください!!



この記事の執筆者

このブログの担当者 
天野 勝浩

◇名古屋市西区在住 業界歴12年
◇保有資格:宅地建物取引士・相続診断士・空き家マイスター・不動産キャリアパーソン

空き家の処分や相続案件を多くご相談いただいております。 ご相談内容により税理士、弁護士、司法書士と連携し【安心・安全・迅速・丁寧】なお取引をお約束いたします。

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天野勝浩

資格:宅地建物取引士・空き家マイスター・住宅ローンアドバイザー・不動産キャリアパーソン・損害保険募集人(火災・自動車・傷害疾病)

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