相続した空き家を放置するとどうなる?管理方法や空き家の解説策を解説!

2023-09-05

相続した空き家を放置するとどうなる?管理方法や空き家の解説策を解説!

この記事のハイライト
●相続した空き家を管理する際は、定期的に清掃や換気などをおこない、建物の劣化が進むのを防ぐのがポイント
●放置した不動産が特定空家に指定されると、税金が高くなるデメリットがある
●空き家を相続したときには、売却処分などの解決策がおすすめ

相続により空き家を所有することになったとき、どのように管理すれば良いのかお悩みの方もいるのではないでしょうか。
空き家を放置すると、資産価値が下落したり税金が高くなったりするリスクがあります。
そうなる前に知っておきたい、相続した空き家の管理方法や放置しないための解決策を解説します。
名古屋市西区に空き家をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてください。

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相続した空き家の管理方法とは?

相続した空き家の管理方法とは?

誰も住んでいない建物は、居住中の建物と比較して老朽化が進みやすい傾向にあります。
そこで、少しでも老朽化を遅らせるため、次のポイントを踏まえて相続した空き家を管理しましょう。

定期的に掃除する

人の出入りがない空き家でも、室内にはホコリなどの汚れがたまります。
そこで、定期的に掃き掃除をするのが空き家を管理する際のポイントです。
また、室内だけでなく庭や敷地の周りの清掃もおこないましょう。
庭の管理を怠ると、雑草が生い茂り害虫が発生したり、庭木の落ち葉が周辺に散乱したりします。
そこで除草シートなどを活用したり、庭木の伐採をしたりして対策しましょう。

しっかりと換気する

空き家に湿気がたまると、カビや腐朽の原因になります。
そこで、空き家を管理する際はしっかりと換気をおこないましょう。
その際、クローゼットや押入れなども扉を開放して換気するのがポイントです。
納戸や天袋のような湿気のこもりやすい場所は、扇風機などで送風すると効率的に換気できます。

水回りに通水する

水道は長期間使用しないと、水道管が錆びてしまいます。
また、排水トラップ内の水が蒸発すると、下水管から悪臭や害虫が入ってしまうこともあります。
そこで定期的に通水をおこない、水回りに問題がないかを点検しましょう。

建物や敷地の点検

空き家の場合、雨漏りが発生してもすぐに気が付かないことがあります。
そこで管理の際は、天井のシミや壁紙の剥がれなど、雨漏りの兆候がないかどうかをしっかりと確認しましょう。
このほか、外壁や雨樋など室外の点検も忘れずにおこなってください。

防犯管理

放置された空き家は、防犯上さまざまなリスクがあります。
たとえば不審者や不法滞在や犯罪拠点として利用されないよう、戸締りに問題がないかを確認するのがポイントです。
また、たまった郵便物に放火されたりしないよう、ポストや新聞受けも封鎖しておくと良いでしょう。
そして可能であれば、近隣住民に声をかけておくのがおすすめです。
万が一のときに連絡を取れるようにしておけば、トラブルが発生してもすぐに対応できます。

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相続した空き家を放置するデメリット

相続した空き家を放置するデメリット

相続した不動産の維持管理には手間と費用がかかるため、ついつい空き家のまま放置してしまいがちです。
また、思い出の残る実家を手放せず、誰も住んでいなくても所有し続けているケースもあるでしょう。
しかし不動産を空き家の状態で放置すると、さまざまなリスクやデメリットがあります。

不動産価値が下落する

空き家を適切に管理せず放置すると、建物の老朽化が進みます。
すると、不動産価値が下落するデメリットに注意しなければなりません。
建物の状態が悪いと、売却処分や賃貸物件としての活用は難しくなってしまいます。

所有者責任を問われる

不動産の所有者には、所有者責任があります。
空き家も例外ではなく、実際に使用しているかどうかは関係なく所有者として適切に管理しなければなりません。
もし建物が損壊するなどして事故が発生すれば、所有者に過失がなくても責任を問われます。
たとえば台風や地震などの自然災害が発生すれば、建物の一部が飛んだりブロック塀が崩れる恐れがあります。
その結果、通行人や近隣の建物に被害を及ぼすリスクがあるため、空き家の放置には注意が必要です。

特定空家に指定されることがある

空き家を放置すると、行政から特定空家に指定されるリスクがあります。
具体的には、以下に該当する建物が特定空家に指定される可能性があります。

  • 倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態の空き家
  • 著しく衛生上有害となるおそれのある状態の空き家
  • 適切な管理がおこなわれないことにより著しく景観を損なっている状態の空き家
  • その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態の空き家

特定空家に指定されると、行政から修繕などの対応を求められる指導・勧告・命令が入ります。
そして命令に従わない場合には、50万円以下の過料が発生します。
さらに命令を受けても改善されなければ、行政代執行により建物を強制解体されるケースがある点にも注意が必要です。

税金が高くなる

特定空家に指定されるデメリットに、税金が高くなることが挙げられます。
特定空家は住宅用地の特例措置の適用対象ではなくなるので、固定資産税の優遇措置を受けられません。
更地の場合と同じように固定資産税がかかるので、税金が高くなる可能性があります。

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相続した不動産を空き家にしないための解決策

相続した不動産を空き家にしないための解決策

不動産を相続したときには、空き家状態のまま放置しないことか大切です。
自分で利用する予定がない場合におすすめの、解決策をご紹介します。

建物を解体する

建物の老朽化が著しい場合には、建物を解体するのがおすすめです。
建物を解体すれば、放火や空き巣などの犯罪に巻き込まれたり、建物が倒壊したりするリスクがなくなります。
ただし建物の解体には費用がかかります。
解体費用は建物の構造や大きさ、エリアによって変わりますが、100~300万円程度を見込んでおきましょう。
そして、更地になると住宅がある場合の軽減措置が受けられなくなり、固定資産税が高くなることがあります。

第三者に譲渡する

贈与や寄付などで、第三者に贈与する解決策があります。
第三者に譲渡すれば、不動産の管理義務や固定資産税の負担がなくなります。
ただし、デメリットとして無償譲渡になる可能性が高く、譲渡による利益は得られないでしょう。
また、どのような不動産でも受け入れてもらえるとは限りません。
無償であっても譲り先が見つからなければ、引き続き管理義務や納税義務は残ります。

不動産売却する

おすすめの解決策は、不動産売却です。
築年数が浅い、建物の状態が良いケースでは、中古住宅としての需要が見込まれます。
築古でも、建物を解体して更地にしたり、古家付き土地として売却する方法もあるため、不動産の条件に応じた方法を検討すると良いでしょう。
ただし空き家の場合、売却活動に時間がかかりやすい点に注意が必要です。
通常の不動産売却は、3~6か月ほどの期間を要します。
しかし空き家は築年数が古いなどの理由で、1年以上かかることも珍しくありません。
そこで、時間に余裕をもった売却スケジュールを組むと良いでしょう。
不動産会社の買取を利用する
なるべく早く売却処分したい場合は、不動産会社の買取を検討してみてはいかがでしょうか。
不動産会社の提示する買取価格であれば、すぐに売買契約が成立します。
売却活動にかかる時間や手間も省けるため、短期間で空き家を処分したい方におすすめの解決策です。

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まとめ

空き家を相続するときに知っておきたい、管理方法や放置しないための解決策について解説しました。
放置する期間が長いほど、売却も難しくなってしまいます。
そこで、活用予定のない不動産をお持ちの方は、早めに不動産会社まで相談するのがおすすめです。
私たち「ウエステート」は、名古屋市西区で価格査定の依頼を承っております。
空き家の管理方法や売却でお悩みの方も、お気軽にご相談ください。

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