|相続した家を売却する際の流れ 4ステップとは?
土地を相続したときに何から始めればいいのだろう・・とお困りではありませんか?
そんな方のために、下記に売却までの流れをまとめました。
とは言っても、『活字って読むのも大変、不動産は専門用語言葉ばかりだし』という方は、
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下記にも詳しくまとめてみましたので是非ご参考にしてください。
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相続した家を売却する際の流れは、以下の4つの主要なステップに分けて説明します。
各ステップでは必要な手続きや注意点を詳しく説明します。
1.相続手続きと所有権の移転2.売却準備3.売却活動4.契約と引渡し
1. 相続手続きの完了
相続手続きが完了していなければ、基本的には売却手続きを進めることはできません。
相続手続きには以下のステップがあります。
a. 死亡届の提出と遺言書の確認
- 死亡届の提出:家族が亡くなった場合、まず市区町村役場に死亡届を提出します。
- 遺言書の確認:遺言書がある場合は、公証役場での検認手続きを行います。
- 遺言書がない場合は、法定相続分に従って相続が行われます。
b. 相続人の確定
- 戸籍謄本の取得:被相続人の戸籍謄本を取得し、相続人を確定します。
- 必要に応じて戸籍の除籍謄本や改製原戸籍も取得します。
- 相続関係説明図の作成:相続人関係を明確にするための相続関係説明図を作成します。
c. 相続財産の調査と評価
- 相続財産のリストアップ:不動産や預貯金、株式などの相続財産をリストアップします。
- 不動産評価:不動産の評価額を確認し、相続税の申告に備えます。
- 必要に応じて、不動産鑑定士による評価を受けます。
d. 相続税の申告と納付
- 相続税の計算:基礎控除額(3,000万円 + 600万円×法定相続人の数)を超える場合は
- 相続税が発生します。
- 相続税申告書の提出:相続開始後10か月以内に税務署に相続税申告書を提出します。
- 相続税の納付:相続税を納付します。分割納付(延納)や物納も可能です。
e. 相続登記
- 名義変更:法務局に相続登記を申請し、不動産の名義を相続人に変更します。
2. 不動産の売却準備
相続手続きが完了したら、次に不動産の売却準備を行います。
a. 売却の意向確認
- 相続人間の合意:不動産を売却することに対して、相続人全員の同意を得ます。
- 意見が分かれる場合は、弁護士や専門家の助けを借りることも検討します。
b. 不動産業者の選定・売却価格の設定
- 不動産業者の選定:不動産業者から見積もりを取り、業者を選びます。
- 市場調査:近隣の取引事例や現在の市場状況を調査し、適正な売却価格を設定します。
- 媒介契約の締結:不動産業者と媒介契約を結びます。
- 専任媒介契約や一般媒介契約など契約形態を選びます。
d. 必要書類の準備
- 権利証:不動産の権利証を準備します。
- 建物資料:建物がある場合は図面、建築確認資料等、必要に応じて書類を準備します。
3. 売却活動と契約
不動産の売却活動を開始し、売却契約を締結します。
a. 売却活動の開始
- 広告活動:不動産業者がインターネットや広告媒体を使って売却活動を行います。
- 内覧対応:購入希望者が見学に来る際には、清潔で整った状態を保ちます。
b. 買主の選定
- 購入希望者の選定:購入希望者の条件や購入意向を確認し、最適な買主を選定します。
- 条件交渉:価格や引き渡し条件などを交渉します。
c. 売買契約の締結
- 売買契約書の作成:不動産業者が売買契約書を作成し、内容を確認します。
- 重要事項説明:不動産業者が重要事項説明を行い、売主・買主双方が内容を理解します。
- 契約締結と手付金受領:売買契約を締結し、手付金を受領します。
4. 引き渡しと税務申告
売却契約が締結されたら、引き渡しと税務申告の手続きを行います。
a. 決済と引き渡し
- 残代金の受領:決済日に残代金(固定資産税等の清算金含む)を受領します。
- 所有権移転登記:法務局で所有権移転登記を行います。
- 物件引き渡し:買主に物件を引き渡し、鍵を渡します。
b. 売却に伴う税金の計算と申告
- 譲渡所得の計算:売却益(譲渡所得)を計算します。売却価格から取得費や譲渡費用を差し引きます。
- 譲渡所得税の申告と納付:翌年の確定申告期間に、譲渡所得税の申告を行い、税金を納付します。
c. 必要書類の整理
- 契約書類の保管:売買契約書や決済書類などを整理し、保管します。
- 税務申告書の保管:税務申告に関連する書類も整理して保管します。
~まとめ~
相続手続きの完了:相続人の確定、遺産分割協議書の作成、相続登記の申請を行います。不動産の評価と売却準備:不動産査定、売却に向けた準備、不動産会社との契約を行います。売却活動と契約締結:売却活動を開始し、買い手を選定、売買契約を締結します。決済と引き渡し:決済準備、決済当日、引き渡し、確定申告を行います。
この一連の手続きを通じて、相続した家を円滑に売却することができます。
具体的な状況によって異なる場合もありますので、一度(株)ウエステート天野までお気軽にお問い合わせください。
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この記事の執筆者
このブログの担当者
天野 勝浩
◇名古屋市西区在住 業界歴12年
◇保有資格:宅地建物取引士・相続診断士・空き家マイスター・不動産キャリアパーソン
空き家の処分や相続案件を多くご相談いただいております。
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