住宅ローンの固定金利とは?

住宅ローンを検討する際、“住宅ローンの金利は、固定と変動どちらがよいのか?!”

“住宅ローンの固定金利と変動金利にはどんなメリット・デメリットがあるのか?”と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

住宅ローンの借入額は数千万円ととても多額ですよね。選ぶ金利によって返済額も大きく変わってしまうため、よく理解してから選択していきたいですね。

今回の記事では、まず住宅ローンの固定金利について解説します。

メリットやデメリット、どちらかを選ぶ際のポイントについてもご紹介していますので、参考にしてください。


とは言っても、『活字って読むのも大変・・・説明して!』という方は、

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|住宅ローンの固定金利とは?!                           

1.固定金利と変動金利の違い

2.固定金利期間選択型の特徴

3.固定金利期間選択型のメリット

4.固定金利期間選択型のデメリット

5.全期間固定金利型の特徴

6.全期間固定金利型のメリット

7.全期間固定金利型のデメリット

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1.固定金利と変動金利の違い


住宅ローンの金利は主に「固定金利」「変動金利」の2つに分けられます。


さらに固定金利の中には、「全期間固定型」と「固定金利期間選択型」の2種類があります。

  • 固定金利…一定期間または完済までずっと金利が変動しないタイプ

  • 変動金利…銀行の短期プライムレートによって金利が変動するタイプ

固定金利の中でも、一定の期間だけ金利が固定される【固定金利期間選択型】と、

住宅ローン中の全期間、金利が固定の【全期間固定金利型】の2種類に分かれます。


2.固定金利期間選択型の特徴

固定金利期間選択型とは、選択した期間中は金利が固定されるタイプの住宅ローンのことです。

2年、3年、5年、7年、10年、15年など、借入当初の固定金利期間を選択することができるのが特徴です。

選択できる期間は金融機関によります。

一般的に、固定金利の期間が長いほど金利は高いくなります。

たとえば、借入時に「3年」の固定金利期間を選択したとします。その場合、3年間は金利が変わりません。

固定金利期間が終了した4年目からは、変動金利型となるのが一般的ですが、再び固定金利期間選択型を選ぶこともできます。



3.固定金利期間選択型のメリット

固定金利期間選択型のメリットは、主に3つです。

  • ①一定期間金利を固定できる。

  • ②一定期間金利上昇リスクを避けられる。

  • ③全期間固定金利型と比較して金利が低い。

また一定期間金利を固定できるため、住宅ローン借入当初の返済計画が立てやすい特徴があります。

固定金利期間中に市場金利が上がったとしても住宅ローンの金利は変わらないので、金利上昇リスクを避けることもできます。

一定期間は金利が変動しない為、ライフプランを立てやすいのも特徴です。

また同じ固定金利型の中でも、全期間固定金利型と比較すると金利が低いのもメリットのひとつです。


4.固定金利期間選択型のデメリット

固定金利期間選択型のデメリットは、主に3つです。

  • ①全期間の金利の固定ではないため、総返済額を確定できない。

  • ②固定金利期間終了後の変動金利に対して※【5年ルール】※【125%ルール】が適用されない場合がある。

  • ③固定金利期間が終了した後、再度、固定金利期間選択型を選択した場合に手数料がかかるケースがある。

固定金利期間選択型は一定期間の金利の固定できますが、全期間を固定するわけではないため、総返済額を確定できません。

そのため、完済時までの超長期的な資産計画は立てにくいです。

また、変動金利の場合に適用される【5年ルール】と【125%ルール】が、固定期間終了後の変動金利に対しては適用されない場合があります。

  • ※【5年ルール】…毎月の返済額が5年間固定され、金利変動があっても5年間は返済額が変わらないというルール
  • ※【125%ルール】…金利が上昇しても、5年に1度のタイミングの返済額はそれまでの25%以上にならないというルール

こちらのルールが適用されないと、毎月の返済額が高くなってしまったり、市場金利の変動幅によって

固定金利期間終了後に一気に返済額が増えてしまう可能性があります。

また、固定金利期間終了後に再度固定金利期間選択型を選択する場合は、手数料がかかる場合があることにも注意が必要です。


5.全期間固定金利型の特徴

全期間固定金利型は、ローンの完済終了までずっと同じ金利の住宅ローンです。


全期間の返済額が一定なので、将来設計が立てやすいという特徴があります。

総返済額を借り入れ時に確定できるのも、特徴です。


シンプルですが金利に関しては、固定金利期間選択型や変動金利型に比べて一番高い傾向にあります。




6.全期間固定金利型のメリット


全期間固定金利型のメリットは、主に3つです。


①契約時点に全期間の返済額が確定できる。


②支払いライフプランが立てやすい。


③金利上昇のリスクヘッジができる。


全期間固定金利型は、契約時点で全期間の返済額が確定します。


長期にわたってのライフプランが立てやすいといった点はメリットといえます。


また、ローンを借りている間に金利が上昇したとしても影響がなく金利上昇のリスクヘッジができるのも、全期間固定金利型のメリットです。




7.全期間固定金利型のデメリット


全期間固定金利型のデメリットは、主に2つです。


①変動金利型や固定金利期間選択型に比べて金利が高い。


②市場金利が下がった場合、不利になる。


全期間固定金利型は、変動金利型や固定金利期間選択型の住宅ローンに比べて金利が高いが特徴です。


また、完済時まで金利が変わりませんが、金利が下落した場合にも返済額は下がらないということです。


一時的に市場金利が上がった場合メリットは大きいですが、逆に市場金利が下がった場合は不利になります。

以上が固定金利についてです。いかがでしたでしょうか。固定金利についてご理解いただけましたか?

次回は、住宅ローン変動金利について書かせていただきます!


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この記事の執筆者

このブログの担当者 
天野 勝浩

◇名古屋市西区在住 業界歴12年
◇保有資格:宅地建物取引士・相続診断士・空き家マイスター・不動産キャリアパーソン

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天野勝浩

資格:宅地建物取引士・空き家マイスター・住宅ローンアドバイザー・不動産キャリアパーソン・損害保険募集人(火災・自動車・傷害疾病)

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